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北京でH7N9型感染女児が退院 

2013年04月19日

 

【新唐人2013年4月19日付ニュース】中国共産党政府筋の話によると、4月17日午後5時までに、中国全土で合わせて82人がH7N9型鳥インフルエンザに感染。うち17人がすでに死亡、5人が退院しました。世界保健機関WHOは当日、H7N9型鳥インフルエンザに感染した一部患者は鳥類と接触したことがないとし、その感染経路はまだ謎であると示しました。

 

17日午後、やっと退院できることになったこの女児はお気に入りの服を身に着け、きれいに手を洗い、看護師の女性に挨拶した後、生きた家禽を扱う商売を営む両親のもとへ帰っていきました。

 

女児は4月11日、熱を出したため地壇(ちだん)病院に入院。13日、H7N9に感染していると診断され、北京で一人目のH7N9感染者となりました。診断時の体温はすでに36度8分に下がっていました。

 

この日、H7N9ウィルス保菌者と診断され、発症していない4歳男児も、女児と一緒に退院しました。

 

同じ日、上海で最初に確認され3月4日に死亡した87歳男性の感染例は、家族間の感染であることが明らかになりました。この男性の二男は鳥インフルと診断される前に病院で死亡しています。長男の方は、退院後再び血清検査を受けた際、H7N9に感染していると診断されました。

 

現在、感染者の4割が生きた家禽と接触していないそうです。ヒト間感染への発展が懸念されています。

 

これに対し専門家は、今の状況から将来H7N9がヒト間感染に発展するか否かはまだ確定はできないものの、抵抗力が弱い妊娠中、後期の女性は特に注意すべきで、感染した場合高リスクが伴うと警告しています。

 

また、生きた家禽の脱毛装置では温水を使用し、高速で鶏を攪拌するので煙霧体(エアロゾル)を形成し易くなります。鶏がウィルスを持った場合、この有毒な煙霧体(エアロゾル)を肺に吸い込むことで感染する恐れがあるそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/18/atext882520.html  (中国語)

(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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